2026.03.16
【第9回】
PoC(概念実証)で終わらせない!
生成AIを全社展開するためのロードマップと推進体制
皆さん、こんにちは!
株式会社ISTソフトウェア、生成AIソリューション担当の「あいすけ」です。
「最近、生成AIってよく聞くけど、一体何から始めたらいいんだろう?」
「業務が改善するって言われても、具体的にどう役立つのかイメージが湧かない…」
そんなお悩みをお持ちの企業の経営者様やご担当者様も多いのではないでしょうか。
このブログでは、そんな皆様の疑問や不安に寄り添い、生成AI導入への第一歩を応援するため、頼れる先輩とフレッシュな後輩のコンビが会話形式で分かりやすく解説していきます!
それでは、第9回スタート!!



あかり先輩、この間、他社の方から興味深い話を聞いたんです。
生成AIツールを試験的に導入して、特定の部署ですごく良い結果が出たらしいんですが、なぜかその後の全社展開には至らず、プロジェクトが自然消滅してしまったそうで…。

それは、典型的な「PoC死(ポックし)」の例ね。

「ポックし?」ですか?

そう。
「PoC(ポック)」というのは「Proof of Concept」、つまり「概念実証」のことで、新しい技術を本格導入する前に、小規模で試して効果を確かめる活動のこと。
でも、そのPoCで良い結果が出たにもかかわらず、本格導入に進めない企業が実はとても多いの。
原因は、技術的な問題よりも、むしろ「進め方」にあることが多いのよ。

せっかくの成功が次に繋がらないなんて、もったいないですね…。
どうすれば「PoC死」を防げるんでしょうか?

いい質問ね。
そのためには、PoCを始める前の「計画」が何よりも重要なの。
今日は、私たちISTソフトウェアが、長年のシステム開発経験と自社でのAI推進経験から導き出した、「PoCで終わらせない」ための成功ロードマップを解説するわね。

やみくもに「とりあえず試してみよう」で始めると、PoCはほぼ間違いなく失敗してしまうの。
そうならないように、私たちISTソフトウェアは、お客様と次の4つのステップを共有しながら、着実にプロジェクトを進めていくのよ。

まず一番大事なのは、「何のためにAIを導入するのか」というゴール設定。
PoCが目的になってはいけないわ。
「AIチャットボットを導入して、問い合わせ対応の一次回答率を80%にする」「議事録作成の時間を月間で50時間削減する」というように、具体的な数値目標を立てることが成功の鍵よ。

なるほど。
「とりあえずやってみる」のではなく、最初に目的地の旗を立てるんですね。

いきなり全社で導入しようとすると、調整が大変だったり、反発が起きたりして、頓挫しやすいの。だから、まずは特定の部署やチームに絞って始めるのが鉄則。
そして何より、その部署のメンバーに「やらされ感」ではなく、「自分たちの仕事が楽になる!」と当事者意識を持ってもらうことが大切なのよ。
その小さなチームでの成功事例が、他の部署への何よりの説得材料になるの。
「あの部署が成功したなら、うちでもやってみたい」という声が、自然と仲間を増やしていくことに繋がるの。

PoCが終わった後、「なんとなく効率が上がった気がします」という曖昧な報告では、経営層はGOサインを出しにくいわ。
だから、効果を誰にでも分かる形で見える化することが重要よ。
例えば、「月間で〇〇時間の工数を削減でき、これは〇〇円の人件費に相当します」「お客様からの一次回答満足度が〇%向上しました」といった具体的なデータで示すの。
この客観的なデータが、全社展開への力強い推進力になるのよ。

感覚ではなく、数字で語ることが大事なんですね。

小さな成功体験と、客観的なデータが揃ったら、いよいよ全社展開の計画を立てるフェーズよ。
ここで重要になるのが、AI活用を推進する専門チームを作ること。
私たちISTソフトウェア社内では、「生成AI推進ユニット」という専門部署と、各部署から選抜された「生成AIアンバサダー」が連携して、生成AIに関する情報共有や全社的な活用方法を広める活動を行っているわ。
専門チームが技術的なサポートや情報提供を行い、アンバサダーが各部署の現場の声を吸い上げて改善に繋げる。
このような推進体制を整えることで、AI活用を一過性のお祭りで終わらせず、会社の文化として根付かせることができるの。

よく分かりました!
AI導入の成功って、最新の技術を知っているだけじゃダメなんですね。
どうやって目標を立てて、誰を巻き込んで、どうやって成果を示していくか…というプロジェクトの進め方そのものが重要なんだ。

その通りよ、かける君。
AI導入プロジェクトの成否は、技術が3割、プロジェクトの進め方が7割と言ってもいいかもしれないわ。
私たちISTソフトウェアは、AIという先進的な技術力はもちろん、長年のシステム開発で培ってきたプロジェクト推進力と、自社で実践してきたリアルな経験があるの。
だからこそ、技術を提供するだけでなく、お客様が「PoC死」の壁を乗り越え、全社的な成功を掴むまでの道のりを、力強く伴走できるのよ。
「生成AI、うちの会社でも何かできるかもしれない」
「専門家の意見を聞いてみたい」
少しでもそう感じていただけたなら、ぜひ一度、私たちにお話を聞かせてください。
ISTソフトウェアは、お客様の現状の課題や、生成AIで実現したいことを丁寧にヒアリングし、最適な活用方法をご提案します。
「何から相談したらいいか分からない」という段階でも全く問題ありません。
まずは、下記のリンクからお気軽にお問い合わせください。
◆ 生成AI活用に関する無料相談はこちらから ▶
次回はいよいよ最終回!「人とAIが協働する未来へ。ISTソフトウェアと描く、一歩先のDXと働き方」と題して、失敗しないための具体的な始め方について、あかり先輩が解説します。お楽しみに!