
毎回、様々なテーマで開催している【ISTSW-AC】。
過去に開催された内容をレポートとして皆様にお届けします。
ISTソフトウェアでは、最新の技術動向や実践的な知見を共有し、共に学ぶ場として「ISTSWアカデミー(ISTSW-AC)」を開催しています。様々なテーマで、職種や役職・年代にこだわらず、全社員の知見・ナレッジのレベルアップを目指しています。
本ページでは、過去の開催内容をレポートとしてまとめました。
お取引先さまにISTソフトウェアの取り組みを知っていただく機会として、また学生や若手の方々にはスキルアップや学びのヒントとして、ぜひご覧ください。
ファインディ株式会社から講師を招き、ふりかえりの目的と多様な実践手法を学ぶワークショップを実施しました。ふりかえりは単なる「反省会」ではなく、チームで一度立ち止まり、次の行動を少しずつ前向きに変えていくための活動です。特に生成AIがコードを書く時代だからこそ、人間による「方向性の決定」や「対話を通じた信頼関係の構築」といった、チーム固有の付加価値が極めて重要になります。
勉強会では、「KPT」という定番手法にとどまらず、経験を学びに変える「YWT」や、プロジェクトの軌跡を可視化する「Timeline」など、世界に数多く存在する手法から8つの型を紹介しました。当日は実際に体験ワークを行い、チーム全員が率直に意見を出し合う心理的安全性や、意見の偏りを防ぐ工夫を体験しながら学びました。
明日から実践できるステップとして、まずはカレンダーに時間を確保し、チームで1回ふりかえりをやってみることが推奨されました。

ファインディ株式会社から講師を招き、開発現場におけるドキュメントの本質と、生成AIを活用した「更新し続ける」仕組みについてトレーニングを行いました。属人化や暗黙知依存によるシステム不明瞭化や品質低下を防ぐには、単なる結果の記録ではなく、変更の理由である「Why(設計意図)」を残すことが大切です。
本研修では、AI(Claude CodeやNotebookLMなど)に仕様書の下書きや情報の統合を任せて「書く負担」を軽減し、人間は固有の価値である「Why」の記述とレビューに集中する効率的なアプローチがデモを交えて紹介されました。
また、構造が明確で変更差分をGit管理しやすい「Markdown」の活用や、設計の意思決定を簡潔に残す「ADR(アーキテクチャ意思決定記録)」のテンプレートが提示されました。
明日から始める第一歩として、変更の理由を「一行だけ」書き足すこと、チームで信頼できる情報源(SSOT)を1つ決めることの重要性が強調されました。

ITサービス企画部のR&Dチームが講師となり、社内外の生成AIに関する最新動向を共有する勉強会を開催しました。
まず、社内ニュースとして、グループウェアの文書管理(現在は規定・規則を対象)からセキュアに文書検索・回答ができる「社内ドキュメントRAG」のシステムと利用手順が紹介され、今後の対象範囲の拡大方針が示されました。
国内ニュースでは、2026年3月に公表された「AI事業者ガイドライン第1.2版」の変更点を解説。AIを自律的な存在として扱う「AIエージェントの明確化」や、開発者・提供者・利用者の役割整理、さらにはロボットなど現実世界に作用する「フィジカルAI」の追加といった、実運用を強く意識した改定ポイントを分かりやすく整理しました。
海外ニュースでは、各ビッグテックによる次世代モデル(Claude Opus 4.7やGemma 4など)の激しい開発競争について最新情報を共有しました。

品質マネジメント室が主催し、QMSマニュアル・帳票類の改定内容と見積審査における重要ルールの説明会が実施されました。改定の柱として、取締役会決裁の廃止に伴う社長への決裁権限移譲、および製品種別における「運用支援サービス製品」の基準明確化が行われました。
また、世の中のAI活用を背景に、各プロジェクトの目標管理において具体的な数値やユースケースを伴う「効率化目標」の設定が義務化されました。
後半は、見積審査のポイントが解説され、顧客へ提示する見積は概算であっても事前に検討会を通すこと、請負案件の決裁権限は月額の最大額を基準に判断することなど, 実務的なルールが再確認されました。さらに、発注意思や予定金額を担保するための内示証憑の添付不備など、よくある誤りの事例を共有し、確実な手続きと審査プロセスの厳格な運用が呼びかけられました。

株式会社ACU(※当社子会社)の前田社長と斎尾氏を講師に迎え、生命保険ビジネスを支えるシステムの全貌と、複雑なシステム連携について学ぶ勉強会が開催されました。
契約期間が数十年に及ぶ生命保険業界では、他金融機関と比較しても、長期的なデータ保全や極めて高い可用性・安定性が求められます。
本講義では、これらの厳しい要件を満たしながら開発スピードを維持する「7層のレイヤー構造(チャネル、API、業務アプリ、基幹、データ分析、外部連携、ITインフラ)」の重要性が解説されました。特に、金融庁ガイドラインで実質義務化されているWAFなどのセキュアな入口管理や、保険契約の電子原本を管理する高可用ポリシーマスターDBの設計が紹介されました。
さらに、最先端の動向として、健康告知に基づく「AI自動査定」による工数削減や、データ分析基盤層での「AIによる解約予測や不正請求検知」など、AI活用が生保各社の重要な差別化領域になっている現状を共有。基幹系は堅牢に維持しつつ、データ・AIやフロント領域に積極的な投資が進む生保システムの未来像が示されました。

ITサービス企画部のR&Dチームが講師となり、社内外の生成AIを巡る最新動向を紹介する勉強会を開催しました。
社内ニュースでは、4月に全社で実施された定期アンケートの結果が報告され、業務でのAI利用率が72.0%に達し、多くの社員が10〜30%の作業効率向上や月10時間未満の削減を実感している現状が共有されました。また、5月の社内ツール利用状況でも文章推敲や情報収集、コードレビューを中心に実務で広く定着していることが示されました。
国内外のニュースでは、AWS上でノーコードの生成AIアプリを配布できる「GenU」や、デジタル庁の「ガバメントAI 源内」といった公的・実務的なプラットフォームが紹介されました。さらに、OpenAIとMicrosoftの独占契約終了に伴うAWSでのGPTモデル提供開始や、Anthropicのセキュリティ検証モデル「Claude Mythos」が1万件以上の重大なソフトウェア脆弱性を自動検出した動きなど、グローバルな開発競争の最新情報が共有されました。

ITサービス企画部のR&Dチームが講師となり、社内開発向けの安全なAI環境と、グローバルなビッグテック企業の最新動向について解説する勉強会を開催しました。
社内ニュースでは、外部ネットワークにデータを送信せず、社内サーバー上で完全に完結するセキュアなローカル大規模言語モデル(ローカルLLM)「Krugle(クリューグル)」が紹介されました。Krugleをレガシーシステムのマイグレーションや現行システムの分析、開発工程別のツール活用、自動コードレビューといった実務へ具体的に適用し、運用・開発・保守の各フェーズの効率化を図る方法が提示されました。
海外ニュースでは、ChatGPTが単なるチャット機能から自律的にタスクを完了するスーパーアプリへと進化する、OpenAIの「Chat is Dead」という思想転換を解説しました。また、Anthropicが放った次世代モデル「Claude Fable 5」の驚異的な性能と公開後わずか3日での提供停止、GitHub Copilotプランの従量課金制移行、SpaceXによる「Cursor」運営会社の買収計画など、日々目まぐるしく変化する最先端のトレンドが共有されました。

ソリューション事業本部のインフラエンジニアが講師となり、インフラを「なんとなく」扱う状態を脱却し、コストや数字に基づいた能動的な設計ができる開発者を育成するための勉強会が開催されました。
計算資源の最適化(EC2/Lambda/ECS/Fargate)やセキュアなネットワーク配置(VPC/IAM)、データ可用性の確保について網羅的に解説が行われました。特に、医療の「3省3ガイドライン」や官公庁の「ISMAP」等、厳しいセキュリティ基準への適合設計についても踏み込んだ学習が行われました。
さらに、オンプレミスとクラウドの経費構造(CAPEXとOPEX)の違いを理解し、5年間の総コスト(TCO)を能動的に試算する重要性が共有されました。
最後には、Terraformによるインフラのコード化(IaC)や、監視・可視化を強化するObservability(可観測性)の設計、さらに障害時のレイヤー別切り分け方法を習得し、社内の生成AIツールとクラウドインフラを融合させる実践アプローチについても紹介されました。

株式会社マクニカ社から講師を招き、「Boxとは」や、社内およびプロジェクトにおける円滑かつ極めてセキュアなファイル共有環境の構築と、クラウドストレージとしての利便性を最大化するための勉強会を実施しました。
Boxは単なるファイル置き場ではなく、多様なセキュリティ機能や共同編集機能、他システム連携などを兼ね備えたコンテンツクラウドプラットフォームです。
勉強会では、社外の関係者やビジネスパートナーと安全に共同作業を行うための高度なアクセス権限の制御、ランサムウェア等の脅威から企業の大切なデータを防御する堅牢なセキュリティ対策、そして日常業務の効率を劇的に向上させるための具体的な活用テクニックやデモが紹介されました。全社員がBoxの持つ高度なポテンシャルを理解し活用することで、厳格なセキュリティ統制と、ビジネススピードの向上を両立させた「新しい働き方」の実現を目指すことが強調されました。

今後もISTソフトウェアは、顧客企業さまに信頼いただける技術力と、次世代を担う人材の成長を支える学びの場を提供し続けます。
次回のISTSWアカデミー開催レポートで、また新しい出会いと発見を共にできることを楽しみにしております。
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